今年も涙の収穫

いよいよ収穫がはじまりました。
毎日食べる日本の主食であるお米を収穫するよろこびは下手な言葉で伝えることができない。
赤トンボとともに過ごす数日。多幸感でいっぱい。

今年は雨が多く、稲刈りの日程も直前まで迷い、仕事のスケジュールを調整して2日間の予定。

1日目に3年目の田んぼをバインダー刈りをしてはさがけ。

2日目は今年から引き受けた3枚の田んぼをコンバインで刈り取りしてその日のうちに乾燥。

1日目はバインダーの紐切れ、2日はコンバインの不調。

今年もそんなにうまくいきませんでした。。。

仕事をしながらの米づくり、まだ終わらず。

今日は雨でおやすみ。

わたしたちより2日早く、師匠も稲刈りをはじめられました。

師匠に初めてお逢いした時、人間が気持ちがいいと思う環境で

稲を栽培するとよりお米が美味しくなると語ってくださった。


大賀は少し高いところにあって日本海からの風が吹き抜ける。

師匠の田んぼの稲はほかの田んぼよりも充分すぎるほど余裕をもって植えられていて、広大な棚田の畦道をずっとずっと美しく保っている。

稲刈り前、師匠ご夫妻は暗くなるまで草刈りをされていた。

師匠の生き様をみているようで、心を打たれ、その場からなかなか離れられなかった。


この広大な棚田には稲に宿っている精霊、『稲魂』を感じる。

1年を通して見ているわたしにはそれは間違いなく師匠の稲作に対する崇高な思いや環境づくりが稲に伝わっているからだとわかる。

昨日、一人で稲刈りをしていると師匠ご夫妻が様子を見に来てくださった。
お断りしたけれど、雨が降る前に少しでも、と何と稲刈り鎌で手刈り、はさにかけるところまで助けてくださる。
今年は自分たちの力でやろう決めた稲刈り。

結局、また師匠ご夫妻に助けていただき、悔しいのと申し訳ない気持ちでいっぱい。


はさがけをしながらひさしぶりに師匠と2人でいろいろな話ができた。

「田んぼを増やさなければわたしたち2人で終わっていた。経験もないのに見積もりが甘く、欲張りすぎました。」と話すと
「立派な人助けだよ。おまんたちがやらなかったら土地が荒れるのだから、ありがたいことなんだ。」と返ってきた。

今年もまた涙を流しながらの稲刈り。


「やっぱり米づくりはやめられないな」としみじみ語る師匠。

師匠との出逢いはわたしたちの人生の一番の財産。

師匠の存在のおかげで人生が深く、より広がりのあるものになっていることを師匠にどうやって伝えることができるのだろうと思いながら、昨晩も寝落ち。





lineaとむすひ

夫の夢をかなえるため上越吉川区へ移住、農的暮らし 夫は蔵人、わたしは外注パタンナー、娘と棚田で米づくり 『linea』はパターン事業の屋号、『むすひ』は農園名

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