約5年前、「酒造りをやりたい」といつもどおり少ない言葉で言われた私は

とても驚いたけれど、うれしかった。

夫は出逢ったころ、調布から日本橋までの往復40キロを自転車通勤。
笹塚に越しても移住するまでずっと自転車通勤だった。
満員電車に乗る自分が嫌だったらしい。

そして、長く海外をあてのない、一人旅。
人と争うことを嫌い、ムシも殺さない。

気が利かない不器用な人だと思っていたし、今もそう。

5年前ずっと興味があった日本酒の造り体験をしたことで、夫の中で何かが動き出したんだろう。
夫は上越に移住して、念願だった日本酒に関わることができ、父となり、米づくりをはじめて、目に見えて変わっていった。



夫は一昨日、新潟清酒学校の入学式だった。

新潟清酒学校は県内清酒産業の発展・振興に寄与する酒造技能者の養成を目的に、新潟県酒造組合が開校した専門教育機関とのこと。

伝統ある清酒学校の新入生代表の答辞をまかされることになった夫。

自分の言葉で決意表明できるというとても素晴らしい機会を与えていただき、また思いも気持ちも強くなったと思う。

これから大きすぎる期待を背負い、葛藤と闘い、どんな生きかたをみせてくれるのだろう。

わたしがただひとつできることはいつまでも見守ってあげることだと思う。
味覚や感性を刺激するような美味しい食事を作って娘と待とう。



よく聞かれるけれど、夫が酒造りをやりたいと言わなければわたしたちは今どんな暮らしをしていたのだろうなんて、考える価値もないと思う。
夫の想いに添ってみようと思ったことで目に見えない大きな流れが渦を巻き始めて、深く考えることなく巻き込まれていった。

手放さなければならないものがたくさんあったことで、人生がよりいいものになった。

自我も気も強すぎるわたし。
見守ること、支えることのよろこびを遅すぎるけれど今頃、知ることができた。



発酵食品好きな我が家。
昨年雪の前に定植したキャベツが収穫時期を迎え、

今年もドイツの国民食『ザワークラウト』をせっせと仕込中。
これで4玉目、約3.5キロ。
定番はソーセージ&ビール&ザワークラウトだけれど、煮込んでも炒めても美味。

消化力・免疫力を高め、腸内環境を整え、抗ガン作用も。

lineaとむすひ

夫の夢をかなえるため上越吉川区へ移住、農的暮らし 夫は蔵人、わたしは外注パタンナー、娘と棚田で米づくり 『linea』はパターン事業の屋号、『むすひ』は農園名

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