せっかくここへ来たのだから楽しまないと勿体ない

暑い週末のお昼ご飯。

娘に何が食べたいかと聞くと「冷たい冷麦」。
じゃあ、美味しすぎる冷麦を作って食べようと10分弱、車を走らせた。

我が家から見えるブナが美しい尾神岳の中腹に湧き出す湧水。
大出口泉水は1日約4,000トンの豊富な水が一年を通して涸れることなく湧き出している。
冷たくて1分も足をつけていられない。
目の前には棚田、眼下には日本海を望める。
夏は地主さんの粋なはからいだろうか、ヒマワリ畑も。

たっぷりの湧水で茹でた冷麦、もぎたてのトマトとキュウリと共に。
遊びすぎてお昼はずいぶん遅くなったけれど、いつもよりたくさん食べた娘。
美味しいもんね。
お腹がいっぱいになり、遊び疲れて穏やかに昼寝する娘の顔。
重なり合う蝉の声、扇風機の風、やわらかい湧水で淹れた珈琲の香り。
満たされた午後。


自分の力ではどうにもならない厳しくも美しい自然の中で暮らすことでずっと持っていた人生観、子育てに関する理想やこだわりは無駄になった。
ここにきて新しく発見することを家族みんなで素直に感動したり、気持ちを委ねることで、豊かな気持ちになれることを知る。

せっかくここへ来たのだから楽しまないと勿体ない、いつも思う。


移住してすぐに友達もいなかった頃、カナダの子育てプログラムを一緒に学んだお母さんたち9人と子供たちには今も精神的にも支えられていて、みんなで集まって食事をしながら子育ての相談やもろもろの悩みなどを聞いてもらったり、聞いたり。
先日の集まりで松之山出身の大好きなAちゃんは蕎麦稲荷を持ってきていたので、食いしん坊の夫に食べさせてあげようと早速真似してみた。

Aちゃんのように蕎麦を美しくおあげに詰めることができなかったけれど。

やっぱり十日町も近いし、山深い山間部はこうやってお蕎麦を食べるんだと移住者のわたしはいちいち感動。
上越の日本海近くで生まれたお友達が蕎麦稲荷を知らなかったことにもいちいち驚く。


わたしは村のお母さんたちのことは尊敬していて、暮らしかたや知恵などいろんなことを学びたいと思うけれど、移住者としていつまででもみずみずしい気持ちやいちいち感動したりすることを忘れないようにしたい。



今度はうちの村のお母さんたちに作って持っていこうっと。






lineaとむすひ

夫の夢をかなえるため上越吉川区へ移住、農的暮らし 夫は蔵人、わたしは外注パタンナー、娘と棚田で米づくり 『linea』はパターン事業の屋号、『むすひ』は農園名

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