米一粒 汗一粒
収穫の感謝をお祈りする村の秋祭りも終わり、
また1年間美味しい白米を食べられることがただただしあわせです。
今日やっとお米の送り出しが一段落。
買い支えてくださるみなさまのおかげで今年も小さな集落の棚田を守ることができ、深く感謝しております。
本当にありがとうございました。
今年は雨が多く、おてんとうさまを仰ぎ見る機会が少なかったせいで、
水の管理がとても大変でした。
こんな天候だったからこそ、棚田の稲たちは子孫を残そうという本来の力が
引き出されたように感じています。
お米はもう少しだけありますのでご入用の方はご連絡ください。
発送翌日よりSNSでは到着の様子や子供が米袋を抱えているところ、食卓の様子などがつぎつぎと投稿されて、涙腺がゆるみまくりです。
お客さまである友人に「ありがとう」という言葉をもったいないくらいいただき、
上手く返す言葉もないのだけれど、いただいた気持ちを来年のお米づくりに注いでいこうと心から思います。
炊飯器とさよならをして土鍋炊飯をはじめてもうすぐ1年。
春夏秋冬の沸騰するまでの時間の差を楽しんだり、勢いよく湯気が立つ様子を見つめたり、聞こえてくる音で鍋の中を想像したり。
そして、蓋を開けたときの感動はずっと毎日変わることなく味わえます。
米づくりをするようになってから知った秘密にしているよろこびは
買い支えてくれる友人の「美味しい顔」を勝手に想像できること。
今年も一番に注文をくれた中学時代のサッカー部の友人の恋愛相談に乗ったことなんかまで(その相手の顔まで)思い出しながら白米を食べています。
おかずなんていらないかも。
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